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ホーム > 未分類 > 【ラブライブ!】曜「ええ!?お風呂壊れたの?」

【ラブライブ!】曜「ええ!?お風呂壊れたの?」

2017年12月29日 3:40:17 , JST | 未分類
  2017/12/25(月) 23:23:07.31


曜ママ「給湯器が壊れちゃって、ほら」

  ピロリンッ↑ ピッ

< オユハリヲシマス、オフロノセンノシメワスレニチュウイシテクダサイ

曜「ちゃんと動くじゃん」

曜ママ「と思うでしょ?」

< ゴポッ…ゴポゴポッ……プツン 

  ピロロン↓

曜ママ「ね?」

曜「……勝手に電源が切れちゃった」

曜ママ「うーん、これじゃしばらくお風呂は無理ね」

曜「ええ〜っもう冬なのに〜」

曜ママ「お風呂どころかお湯も沸かせないわ」

曜「そんなぁ……」



  2017/12/25(月) 23:23:07.31

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    サバゲーマーの為のまとめサイト|サバゲー通信をよろしく♪

      2017/12/25(月) 23:24:10.11


    曜ママ「お湯どころか修理代によってはお年玉を待ってもらわなくちゃいけなくなるかも」

    曜「!?そ、そんなぁ!!!前借りしようと思ってたのに!!」

    曜ママ「何か欲しいものでもあるの?」

    曜「船長印の懐中時計……」

    曜ママ「時計ならベッドの横にあるじゃない。ほら、イルカの形した」

    曜「目覚まし時計じゃなくて懐中時計だよ!船乗り仕様で完全防水なんだから!」

    曜ママ「海中でも使えるのね。あ、今のは懐中と海中をかけていてー」

    曜「説明しなくていいよ!もーっ!」



      2017/12/25(月) 23:25:40.02


    オユハリヲシマス、オユハリヲシマス、オフロノセンハシマシタカ
    だぞ



      2017/12/25(月) 23:26:27.99


    曜ママ「また今度買えばいいじゃない」

    曜「限定版なの!」

    曜ママ「でも朝っぱらから故障なんて、ほんと困っちゃうわ」

    曜(流された!?)ガーン

    曜ママ「今から仕事にいかなくちゃいけないから業者さんを呼ぶこともできないし」

    曜「私も今日は終業式が……」

    曜ママ「そういうわけだから今日は外で入ってきてほしいの。ママも職場のシャワー室使うから」



      2017/12/25(月) 23:28:46.59


    曜「外ってどこで」

    曜ママ「高海さんちとか……」

    曜「言えば入れてくれると思うけどさすがに図々しいよ」

    曜ママ「やっぱりそうよねぇ……いくら曜が千歌ちゃんの許婚とはいえ」

    曜「?!!?!」

    曜ママ「ジョークジョーク」アハハ

    曜「ーー〜〜っ、もうママ!!!」

    曜ママ「それじゃ、あそこ行ってみたら?ちょうどタダ券もあることだし」ゴソゴソ

    曜「……あそこってどこ」

    曜ママ「ほら、港の通りにある」ハイ

    曜「ーーああ」

    曜「あそこかぁ……」



      2017/12/25(月) 23:30:36.89


    〜放課後〜

    曜「あー、こんな時間になっちゃったよ〜」バタバタ

    曜「先生ってば話が長いんだからもーっ」

    ガラガラッ

    曜「ちーかちゃん!一緒にかーえーろー!……って、あれ?」

    梨子「あ、曜ちゃん」

    曜「あれ?梨子ちゃんだけ?」

    梨子「千歌ちゃんなら今日も急いで帰っていったわよ。今日も用事があるんだって」

    曜「……そっか」



    10   2017/12/25(月) 23:30:36.70


    期待



    11   2017/12/25(月) 23:31:12.54


    梨子「『よーちゃんに待てなくてごめんって伝えて!』って」

    曜「うん……」

    梨子「先月の末から毎日ね。聞いても詳しく教えてくれないし……曜ちゃんは何か聞いてる?」

    曜「ううん……」

    梨子「そう……まぁきっと旅館が忙しいのかもね。ほら、もう師走の後半だし」

    曜「そ、だね」ハハ



    12   2017/12/25(月) 23:32:20.31


    曜(わかってる……年末の今が繁忙期だってことくらい……でも……)

    曜(でも、去年までは私に手伝いにきてーって言ってきてたのに……)

    曜(……)

    曜(……私の手伝いはもういらないのかな……)

    曜「……」ゴソゴソ

    曜(お母さんからもらったタダ券)

    曜(一枚で二人行けるから誘おうと思ってたけど)

    曜「……」ハァ



    14   2017/12/25(月) 23:33:46.21


    梨子「私も教会にいかなくちゃいけないからもう帰るけど、曜ちゃんはどうする?」

    曜「私も帰るよ、って教会?」

    梨子「今がシーズンだからね。バイトよバイト、割のいいバイト」

    曜「??よくわからないけど、そっか。頑張ってね」

    曜(私は特に何もないし……)

    曜(……ううん、何もなくなったし、もうこのまま直行しよう)

    曜(港の通りにある “あそこ” に……)



    15   2017/12/25(月) 23:35:54.15


      
    〜スーパー銭湯『娯楽湯』〜
     

    曜「ここか……」

    曜(銭湯にしては大きいよね……?)キョロキョロ

    曜(あっ、だからスーパーなのかな)

    曜(入口で靴を脱いでロッカーへ、と)ヌギヌギ

    曜「……わぁ」




      17   2017/12/25(月) 23:37:46.74


      曜(レストランもあるしゲームやガチャポンも……って散髪屋さんとマッサージ屋さんまで)

      曜(お土産屋さんもある……なんか旅館みた……はっ)

      曜「……」

      曜「旅館……旅館、か」ボソ

      曜「……」

      曜(千歌ちゃん、今頃どうしてるかなぁ……いつもなら私も一緒に……)

      曜「……」

      曜「……とりあえずお風呂入ろ」



      18   2017/12/25(月) 23:40:02.84


      曜「券売機……ええと……大人一枚でいいのかな」ポチッ シャーッ

      曜「これを持って番台っと」

      曜「番台……番台?」

      曜(番台ってあんな感じだっけ? なんかホテルのフロントみたい)

       < イラッシャイマセー、バスタオルハゴイリヨウデスカー?

      曜「あ、はいお願いします」

       < オオキナ オニモツ ナドゴザイマシタラ オアズカリ シマス

      曜「いえ、大丈夫です」

       < ゴユックリドウゾー

      曜「ありがとうございます」

      曜「……」テクテク



      25   2017/12/25(月) 23:48:34.06


      曜「……」

      曜「ええとこれは……注意書きか」

      曜「脱衣所や浴場での携帯電話禁止……必ずかけ湯すること……身体を洗ってからお入りください……」

      曜「浴槽での遊泳禁止……水着着用禁止……タオルをお湯につけないでください……」

      曜「出る時は必ず脱衣所に行く前に水気を落としてから……」

      曜「たくさん書いてるけど普通のことばかりだから大丈夫かな」

      曜(浴槽内で身体を洗わないでください、ってそんな人いるの!?)



      26   2017/12/25(月) 23:52:41.92


      曜(そういえば前に水虫をお風呂の中で一生懸命こすってるお客さんがいたって聞いたことあるけど)

      曜(お風呂の中でおしっこしちゃうって話も……)

      曜「……」

      曜(……うーん)ダイジョウブカナ…

      曜「ま、公衆浴場だから、いちいち気にしてられないけど」

      曜(プールだって色々あるもんね)

      曜「……」テクテク

      曜(ええとこっちが女湯でいいんだよね)

        < イラッシャイマセー!

      曜「ああ、女の人の声がするからこっちで合ってーーって、あれ?」

      曜「この声どこかで」ガラガラ

      千歌「いらっしゃいませー!」

      曜「え」

      千歌「いらっしゃーーあっ……」

      曜「」

      千歌「……ぃませー……」メソラシ



      30   2017/12/25(月) 23:56:25.73


      〜洗い場〜

      カポーン

      ガヤガヤ    ワイワイ
                   ザバーッ
          ガヤガヤ

       
      曜(結構人多いな……)ゴシゴシ

      曜(やっぱり夕帯だからかな)

      曜(お年寄りも多いけれど若い人もかなり多い)ゴシゴシ

      曜(脱衣所ではスーツ姿の人がいたし、仕事帰りに寄る人もいるんだろうな)ワシャワシャ

      曜(ふふっ、なんか楽しいかも)ザーッ

      曜(……)

      曜(それにしても……)チラ

      千歌「よいしょっ、と。後ろ失礼しまーす」トテトテ

      曜(千歌ちゃんがここでバイトしてたなんて)



      32   2017/12/25(月) 23:57:03.27


      カポーント



      33   2017/12/25(月) 23:57:56.99


        千歌「うんしょ!うんしょ!」セッセッ

      曜(何運んでるんだろ……マット……?)

         千歌「おじゃましまーす」ガチャ

      曜(木のドアの中に入ってったけどあそこ何かあるのかな)

      曜(ていうか、あんなに沢山……重そう……)

      曜(三つ折りくらいのが10〜15枚くらいかな)

      曜(千歌ちゃん腕の力あまりないのに……大丈夫かな……)

        千歌「おじゃましましたぁ……っふう、ふう、はぁ、はぁ」ヨタヨタ

      曜(あ、出てきた……ってまた持ってる!あれって濡れたマットだよね?)



      34   2017/12/25(月) 23:59:16.78


      >>32



      35   2017/12/25(月) 23:59:50.95


      曜(ただでさえ沢山あって大変なのに、ぼとぼとになるくらい濡れたマットなんて)

      曜(絶対重いよ!手伝わなきゃ……!)

      千歌「ひぃ、ふぅ、ひぅ、ふぅ」ヨタヨタヨタ

      曜「ち、千歌ちゃ」

      千歌「!!」メソラシ

      曜「う……」

      曜(そっか、私は今お客さんだから友達として声かけちゃいけないんだ)

      千歌「はぁ、ふぅ、はぁ、ふぅ」ヨロヨロ

      曜(千歌ちゃん……前に一緒に単発のバイトやった時はテキトーだったのに……)



      36   2017/12/26(火) 00:01:01.34


      曜(……そうだ、友達としてがダメなら客として話しかければ)

      曜「あの、店員さん」

      千歌「!?ひゃい!」フラフラ

      曜「えっと、手伝いましょうか?」

      千歌「……っ」

      曜「その……一人じゃ重たいでしょうし、半分だけでも 

      千歌「ありがとうございます!でも結構ですので!」ニコッ

      曜「えっ」

      千歌「仕事ですので大丈夫です!失礼します!」ヨタヨタヨタ…

      曜「」



      38   2017/12/26(火) 00:04:25.39


      曜「……」ポツーン

      曜「……」

      「おねえちゃん、おねえちゃん」

      曜「……は、はい!」

      「ごめんね、混んでるからそこ使ってもいいかな?ウチも洗いたいやん?」

      曜「あ、す、すいません今」

      「それと、リネンのお嬢ちゃんナンパするんやったらもっと上手くやらなあかんよ」

      曜「へっ!?い、いや別にナンパとかじゃなくて」

      「一生懸命仕事しとるんやから奪うんやなくて応援してあげるんよ。やり終えた後で良く頑張ったねって声かければイチコロやん?」



      41   2017/12/26(火) 00:06:28.58


      曜「奪うってそんなつもりは……というか友達ですし、いつもは手伝ってあげたら喜んでくれるから……」

      「あー、なるほどな。それなら尚更やね。今のあの子はリネンさんとして頑張っとる。そして今のおねぇちゃんはあくまでもお客さん」

      「助けたいって気持ちは分かるけど弁えんとな」

      曜「そう、ですね……」

      「まぁ……でも見守っとるだけでも十分助けになるんちゃうかな」

      「ウチは三日前から通ってるんやけどな、今日はいつもより張り切ってるように見えるよ」

      曜「!」

      「じゃ、ウチ今から頭洗わせてもらうから話はここまで。冷えん内に湯船浸かってき」ザーッ

      曜「は、はい」

      曜「……あの……」

      曜「……ありがとうございましたっ」ペコッ

        ペタペタペタ…

      「……👍」グッ

       



      53   2017/12/26(火) 00:30:24.11


      曜「……」ペタペタ

      曜(そっか……今回は私は手伝うことができないんだ……)

      曜「……」ペタペタ

      曜(見守るだけでも、か)

      曜「……」ピタ

      曜「でも、やっぱり寂しいな……」

        
       「修行と書いてファイトだよぉぉぉぉおおおおおっ🙏」ドドド

       「負けないにゃぁあああああああ🙏」ドドドドド

       「あんたたち早く変わりなさいよ!」ウガー

       「三人ともそんなに騒いじゃ迷惑だよぉー」アワワ

       
      曜「……打たせ湯か」



      57   2017/12/26(火) 00:33:27.42


      曜「打たれ湯にちょっと打たれればモヤモヤが晴れるかと思ったけど」

      曜「混んでるっぽいから後にしよ……」

      曜「先にどこか」ペタペタ

      曜「……」ハッ

      曜(ここは、 さっき千歌ちゃんが出てきた木のドア)

      曜(あ、やっぱりサウナだったんだ)

      曜(ちょっと入ってみようかな)ガチャ

      曜「オジャマシマース……ぅわっ!あつっ」

      「あらあら、サウナは初めてかしら?♡」



      59   2017/12/26(火) 00:34:56.90


      曜「え?あ、いえ、でも滅多に入らないのでびっくりして……」

      曜(綺麗な人……外人さん?というかどこかで)

      「でもほら、まだ85度程度だからそんなに熱くない方なのよ?」オンドケイ

      曜「ええっ、本当はもっと熱いんですか?」

      「フィンランドでは90〜100度くらいかしらね」

      曜(ああ、なるほど)

      曜「フィンランドの方だったんですか。日本語お上手ですね」



      60   2017/12/26(火) 00:35:49.45


      シベリアに帰って。どうぞ



      64   2017/12/26(火) 00:37:04.75


      「いいえ、私は日本人よ。フィンランドへは一度も行ったことないわ」クスクス

      曜「え、でも」

      「ロシアの血を引いているの。ロシアでもサウナ、というかバーニャは盛んだけれど、温度に関してはここよりも低めね」

      曜「へぇ……なんか意外です。すごく寒い国って聞いたことがあるので」

      「まぁサウナはサウナでもスチームサウナだから70度くらいで十分なのよ。ほら、あそこ」ユビサシ

      曜「?」クルッ

      「露天風呂の横に釜風呂があるでしょう?」



      65   2017/12/26(火) 00:40:32.82


      曜「釜風呂……って板の上に乗って釜に入るやつですか?」

      「それは五右衛門風呂。釜風呂は日本の伝統的な蒸し風呂の一つよ」

      「大昔は風呂といえば蒸し風呂のことを指したの。他にも岩風呂や石風呂などの呼称があるけれどここでは釜風呂ね」

      「そもそも風呂の語源は蒸すための岩室、つまりムロが訛って風呂になったという説があってーー」ペラペラ

      曜「……」ポカーン

      「ーーっと、ごめんなさい。大学で日本の民俗学や文化人類学の研究しているものだからつい」

      曜「い、いえ、大学生の方だったんですね」



      66   2017/12/26(火) 00:40:36.37


      (あっ…背中見せたら危な)



      67   2017/12/26(火) 00:41:42.20


      「ええ。大学が冬休みに入ったから久しぶりに友人達と旅行しているのよ」

      曜「ご友人……」キョロキョロ

      「ああ、今はそれぞれ好きなお湯に入ってるわ。なんたってスーパー銭湯だものね♡」

      曜「は、はぁ……」

        < シツレイシマース!

      曜「!」

        千歌「おじゃましまーす」ガチャ

      曜「……」ササッ

      「あら?顔隠してどうしたの」

      曜「い、いえ」



      70   2017/12/26(火) 00:43:59.21


      曜「……」チラ

        千歌「うんしょっ、よいしょっ」セッセッ

      曜(千歌ちゃん、またマット運んでる)

      曜(あんなに汗だくで……シャツをぐしょぐしょにして……)

        千歌「失礼します!こちら下の二段のお席、マットを交換させていただきます!」ニコニコ

      曜(……エプロンしてなかったら下着が透けちゃう……)

      曜(女風呂でよかったよホント……////)

      「あの子、かわいらしい子ね」ヒソヒソ

      曜「!?」



      74   2017/12/26(火) 00:47:11.98


      「あの子が気になるんでしょう?」クスクス

      曜「え、いえ、その」

      「私も気になるのよ、まだ三日くらいしか見てないけれど、きっといい子だわ♡」

      曜「!!ですよね!」パァァ

      「でもきっと、もうすでにお相手がいるわね……なんとなく分かるわ」ザンネン

      曜「!?!?」

      「あ、もちろん勘よ?外れたことはないけれど」

      曜「」



      75   2017/12/26(火) 00:51:31.41


      曜「ち、ちち、ちかち」カタカタ

      「私ね、恋してる子ってすぐわかっちゃうのよね」フンス

      曜(千歌ちゃんのお相手……千歌ちゃんの……千歌ちゃんが……?いやいやまだ早いでしょ、何、お相手ってイミワカンナイ)

        千歌「よいっしょっと……ふぅ、おじゃましましたー!」ニコッ

          ガチャ バタン

      「あらら、行っちゃった。声かけなくてよかったの?」

      曜「」

      「?もしもし?」

      曜「……ハッ」

      「大丈夫?」



      77   2017/12/26(火) 00:53:50.70


      曜「……へ、あ、は、はい……えと、友達なので」

      「え?そうだったの?それなら隠れなくても」

      曜「……さっき、声をかけたんですけど、その邪魔しちゃって」

      曜「ちょっと気まずいっていうか」

      「邪魔?」

      曜「大変そうだったから手伝おうとしたんですけど……」

      「……ああ」



      79   2017/12/26(火) 00:55:33.86


      曜「私、千歌ちゃ……あの子が手伝って欲しがってるって勝手に勘違いしちゃって」

      「……」

      曜「結果的に仕事を奪いそうになってたみたいで」

      「……」

      曜「でも見守るだけなのは寂しくて」

      「……」

      曜「どうして手伝わせてくれないの?今までは頼ってくれてたのにどうして……って」

      「……」



      80   2017/12/26(火) 00:56:49.58


      曜「バカですよね、結局は私自身が頼られたいだけなのに。ワガママでほんと自分が嫌になります」

      「……」

      「……いいじゃないワガママだって」

      曜「え……」

      「頼られたいと思うのも役に立ちたいと思うのも、あの子を大切に思うから。でしょう?」

      曜「でも」

      「チカちゃん、だったっけ?いい名前ね。親近感が湧くわ♡」

      曜「親近感?」



      82   2017/12/26(火) 00:58:46.47


      「……ってそうじゃなくて」

      「あの子ね、私の大切な友達に少し似てるのよ」

      曜「ご友人、ですか?」

      「似てるっていっても雰囲気だけよ?」

      「あんな風にいつも笑顔で一生懸命で、私にとっては太陽みたいな存在だったわ」

      「私が救いたいと思っても救えなかったものを、いきなり現れてすごい勢いで救っていったの」

      「最初は、どうして後から現れたあなたが……なんて思って」

      「何もできない自分との違いを妬んだり、悔しくて八つ当たりしたりもしたわ」

      「でもあの太陽はそんな私ごと救っていったのよ。問答無用で強引にね。ほんと無茶苦茶でしょう?」

      曜「……なんだかすごいですね」



      84   2017/12/26(火) 00:59:59.34


      このお姉さんかしこそう



      85   2017/12/26(火) 01:00:30.90


      「それで私も絆されちゃって、気が付いたら彼女に頼ってばかりになっちゃった」

      「でも逆に彼女は決して私を頼ってくれなかった。きっと頼り方を知らなかったのね」

      「そうしてある日突然、限界を迎えた」

      「太陽はいつでも私達を照らしているわけじゃなかった。曇に隠れることだってあるし、沈むことだってある」

      「あの雨の日も、あの雪の日も、あの子が無理したり不安を感じている兆候はあったはずなのに」

      「折れる瞬間まで私を頼ってはくれなかった……」

      「……そして私も、頼らせてあげることができなかった」

      曜「……」



      87   2017/12/26(火) 01:01:58.36


      「でもチカちゃんは今まではあなたを頼ってくれてたのでしょう?」

      曜「……はい」

      「それなら大丈夫よ。頼り方も、頼る心地良さも、ちゃんと知っているはずだから」

      「頼りたくなくなったわけではないと思うわ」

      曜「でも……それならどうして……」

      「さっき私、あの子が私の太陽に似てるって言ったわよね?」

      曜「え?」

      「同時に親近感が湧くとも言ったわ」

      「まぁ最初はダジャレみたいなものだったのだけど、話を聞いているとますます親近感が湧いてきたわね♡」

      曜「……?」



      88   2017/12/26(火) 01:03:29.16


      「いつも頼らせてくれたあの子。頼ってばかりだった私」

      「その一点に関して、あの子はあなたで、チカちゃんは私なのよ」

      曜「ええと、それってどういう」

      「頼ってくれなくなったら今度はこちらから頼るようにしてみなさい」

      曜「私が、千歌ちゃんを……?」

      「勘だけれどね」

      「あなたがチカちゃんに頼って欲しがっているように、あの子もあなたに頼って欲しがってるかもしれないわよ」

      曜「!」



      93   2017/12/26(火) 01:05:51.56


      「与えられるだけの関係は寂しいもの」

      「私がそうだったように、ね」

      曜「……」

      曜「私が……千歌ちゃんを頼る……」

      「……」

      曜「……」ボー

      「……さて、そろそろ出ましょうか」

      曜「……え」

      「もう随分入ってるわ。そろそろ出ないと可愛い顔がりんごみたいに真っ赤になってるわ♡」

      曜「あ……はい……///」

      「ロシアではバーニャから出たらそのまま雪や氷の張った湖に飛び込むんだけれど、ここはスーパー銭湯だから
      ちゃんと水風呂が用意してあるわ!あ、ちゃんと掛け水してから入るように!汗を流すのはもちろん、少し慣れさ
      せないと心臓に負荷がかかるから気をつけて、それとーー」ペラペラ

       
        



      95   2017/12/26(火) 01:08:58.66


      〜ジェットバスエリア〜

       ドドドドド   
                ボコボコボコボコボコ

       
      曜「ふううううー」ボコボコ

      曜「背中に効くぅぅぅ……」ボコボコボコ

      曜「……」

      曜(それにしても綺麗なお姉さんだったな……)

      曜(もうちょっと話していたかったかも)

      曜(……でも、どこかで見た気がするんだけど……どこだろ)

      曜(洗い場で話した関西弁の人もなんか既視感が……ん?)チラ

      「はぁぁ生き返りますねぇぇぇ……」ボコボコボコ

      「帰国したら絶対来ようと思ってたんだぁ〜……」ボコボコボコ

      曜(隣の人たちは普段外国に住んでるのかな)



      96   2017/12/26(火) 01:09:19.55


      一見賢いが千歌ちゃん目当てで三日も通うようなガラスの花園どもだぞ



      97   2017/12/26(火) 01:10:33.77


      内浦のみかん(意味深)



      100   2017/12/26(火) 01:12:16.94


      「向こうにはないのよねっゔぇぇあ」ヴェェ

      「何おかしな声を出してるんですかぁぁぁ……」ボコボコボコ

      「仕方ないでしょ!この電気風呂、刺激が強すぎるのよ!」ヴェェ

      曜(痛いなら入らなければいいのでは……)

      「痛いなら入らなければいいんだよぉぉ〜……」ボコボコボコ

      「この痛さがいいのよ」ヴェェ

      曜(……そういう趣味の人なのかな)



      101   2017/12/26(火) 01:14:47.33


      まきちゃん?にこちゃん?



      103   2017/12/26(火) 01:16:27.46


      曜(というかこの人たちもどこかで)

        千歌「失礼しまーす!」バタバタ

      曜(あ、千歌ちゃん)

      曜(今度はバケツとデッキブラシとホースと、なんだっけ結露を取るワイパーと……)

      曜(また色々持ってて大変そうだな……)

      「あっ、ほらあの子だよあの子!」ボコボコボコ

      「あー……あなたが似てるって言ってた子ですね」ボコボコボコ

      曜(……!また似てるって言われてる……もしかしてサウナの人のご友人ってこの人たちなのかな)

      「似てるって誰にーー……ああ、分かったわ」ヴェェ



      107   2017/12/26(火) 01:20:33.35


      電気風呂入ってるの誰かわからん
      にこまきのどっちかだろうが



      108   2017/12/26(火) 01:20:45.37


      「ねっ?高校生のころに似てるでしょ?」ボコボコボコ

      「でもあの人ってもっとこう恐いもの知らずというか自信家じゃない?」ヴェェ

      「たしかに、この子の方は――」ボコボコ

         千歌「失礼します!」ガチャ

         千歌「釜風呂を今から清掃しますので別のお風呂で10分ほどお待ちくだーー」

        < エーッ、イマハイッタトコロナノニ!

        < コッチハ オカネ ハラッテンノヨ!

         千歌「す、すみません、でも先に清掃のお知らせを館内放送でさせていただきましたし、こちらの釜風呂の入り口にも清掃時刻をお知らせする張り紙が……」

        < キコエナカッタワヨ

        < コンナノ イチイチ ヨムワケ ナイデショ

        <キャク ニ ソコマデサセルキ?

        千歌「っ!!申し訳ありません!」ペコペコ

        < 10プン クライ、 ソコデマッテテヨ

        千歌「そ、そんな……」

      「――そこまで強引じゃないですね」ボコボコ

      「おばさんたちに押し負けちゃってる……」ボコボコ

      曜「……」ムカムカ ウズウズ



      110   2017/12/26(火) 01:22:26.28


        < アンタハ フク キテルンダカラ ガマンシナサイ

        < コッチハ ハダカ ナンダカラネ

        千歌「うう……」

      「裸って、だったら別のお風呂に入ればいいだけでしょうに……」ボコボコ

      「服といっても半袖のシャツとエプロンだけだから寒そうだよ……」ボコボコボコ

      「それより露天の地面は冷たいわよ。あのままじゃ足の裏が霜焼けになっちゃうわねあの子……」ヴェェ

      曜「……」ムカムカムカ



      111   2017/12/26(火) 01:23:44.04


      店員に対していちいち居丈高な客ってまじでうざいよな
      サービス業やってると必ず出会うわ



      112   2017/12/26(火) 01:24:09.79


      >>109

      分かりにくくてすいません
      一応これです



      113   2017/12/26(火) 01:26:35.60


        < ドウセ カマノナカニ ハイッテ サボリタイダケデショ

        < ナマケテナイデベツノ トコロ ソウジシテキナサイ

      「なにその理屈、イミワカンナイ……」ヴェェ

      「……ちょっと行ってきましょうか。いいかげん腹が立ってきましたし」ズイッ

      「あ、ちょっと待って!ほら!」ボコボコ

      曜(っ、もう我慢できない!あのおばさん達に一言だけ言ってーー)ザバッ

        「あれっ、釜風呂って今から掃除なんだ?」

        「ちゃんと入り口の壁に清掃時間が書いてあるにゃ!」

        「あはは……番台でも聞いたよね」

        「っていうかさっき放送で言ってたでしょ。あんた聞いてなかったの?」

        「“修行” してたから聞こえなかったんだよっ」

      曜(ーーあ、たしかさっきの打たせ湯の)



      116   2017/12/26(火) 01:28:07.84


      千歌「……すみません……」シオシオ

      「そっかー、いつもありがとうねっ」

      千歌「え……」

      「店員さんがこうしていつも綺麗にしてくれてるおかげ気持ちよく入れるんだもん♪ ねっ」

      千歌「!!」

      「いつも……ってあんた、まだ三日目でしょ?」

      「でもでも、さっき岩風呂で通ぶった口調で 『ふん、まぁ星四つね』 とか言ってたにゃ」

      「っ!ちょっとやめなさいよ!」ウガー

      「だから騒いじゃだめだよ〜」アワワ

      千歌「あ……ありがとうございます!でも、しばらく釜風呂にご案内できないので……その……」チラ

      千歌「……ごめんなさい」ペコ



      117   2017/12/26(火) 01:29:28.62


      「んーんっ、いいよ!待てば一番綺麗な時に入れるってことだもんねっ」

        < ……!

      「そうそう、無理して一番湯垢が溜まってる時に入るよりよっぽどいいわ」

        < グッ……

      「欲張ってもお肌は若返らないにゃ」

        < グヌヌ……

      「お釜はちゃんと洗わないといいお米は炊けないからね!」

      「それはちょっと違うやつにゃ」



      118   2017/12/26(火) 01:31:24.07


        < ワカッタワヨ! デレバイインデショ デレバ!

      千歌「!ありがとうございます!」パァァ

        < カエリニ フロント デクレーム イッテヤル!

        < カクゴシテナサイ

      千歌「えっ……」

        < コレダカライナカハ

        < アーア、イヤナカンジ! カエルワヨ!

        < カエロカエロ!

      千歌「……ご利用ありがとうございました……ま……またのご来店を」

        < モウニドトコナイワヨ!

            ドスドスドス
                     ガラガラッ ピシャッ

      千歌「……」ジワ

      曜「……」

      曜「……」ザバッ  

               ペタペタペタ

                       ガラガラ ピシャッ



      121   2017/12/26(火) 01:33:53.67


      千歌「……」シオシオ

      「あんた、気にすることないわよ」ポン

      「そうにゃそうにゃ!真っ裸で偉ぶる方がみっともないもんね!」

      「えと、フロントにはちゃんと、私たちが証言してあげるから、ね?元気出して?」オロオロ

      千歌「……すみません。でも私がもう少しちゃんと説得できていればあのお客様たちも……」

      「あのねぇ、お客様は神様だーなんて言うけれど、祟り神だっているのよ。災害に説得なんて無意味よ」

      千歌「でも不快な思いをさせてしまったので……」

      「高海千歌ちゃんっ」

      千歌「ーーえ」



      122   2017/12/26(火) 01:35:44.01


      「いい名前だねっ」

      千歌「……どうして私の名前を」ビックリ

      「だってネームタグに書いてあるもん♪」

      千歌「あ、そっか、そうでした」タハハ…

      「それで千歌ちゃん、私はこの三日間ここに通って、すっごくすっごーく良い気分だったよっ」

      千歌「……!」

      「なるべく旅費を浮かせようと思ってさ、安い民宿に泊まって、ここにもうちの地元の商店街で貰った割引券を使って入ってるんだけどねっ」

      「あんたが商店街の老舗和菓子屋の娘でほんとよかったわ」

      「えと、だ、だから多少汚くても我慢しなきゃって思ってたんだけど……って、はっ、ご、ごめんね?」ピャー

      千歌「いっ、いえ!」



      123   2017/12/26(火) 01:38:27.29


      千歌(ーーあれ……このお客様たち、どこかで)

      「でも千歌ちゃんが一生懸命掃除してくれてるおかげで、まるで旅館の温泉にいるみたいに安心して寛げたよっ」

      千歌(……あ!)

      千歌(え……うそ、そんな……)

      千歌(どうしてここに!?)

      「サービス業だからねっ、色んなことがあると思うけど……」

      「ちゃんとあんたの頑張りを見てる人もいるし、感謝してる人もいるわ」

      「きっと嫌な人よりもそういう人の方が多いにゃ」

      「ええと……少なくとも、私たちはちゃんと、見ていたよ……!」

      千歌「あ、ありがとうございます」

      千歌「……」

      千歌「……あ、あの」

      「ん?」



      124   2017/12/26(火) 01:40:00.94


      千歌「え……と……その」

      千歌「……」グッ

      千歌「もしかして皆さんは―― 「あらあらー?」 ひゃっ!?」

      「いつまで経っても出てこないと思ったらずるいわ♡私も店員さんと仲良くしたいじゃない♪」ポンッ

      千歌「」

      「出たわね」

      「シベリアの白い野獣にゃ」

      「千歌ちゃん逃げてぇ〜!」ピャー

      千歌「」



      126   2017/12/26(火) 01:42:11.41


      「もう!旅先で女の子に手を出しちゃだめだよっ」

      「ひどいわ……みんな私のことなんだと」

      「女子高生にも手を出そうとする見境のない危険な大人です」サイテイデスヨ

      「みたまんまね」カミノケクルクル

      「さすがに成人になってから警察沙汰はまずいかもぉ……」

      千歌(えっ、あっ、ええっ)

      「なんやみんな集まってるなー。でももうそろそろあがらんと、ツアーの集合時間やよ」

      「あっそうだった!それじゃありがとうね千歌ちゃんっ」

      「みんなひどいわ……人を犯罪者みたいにブツブツ……」トボトボ

      「はいはい、さっさと出るわよ」ペタペタ

      ワイワイ        ペタペタ

           ペタペタ         
                        ガヤガヤ

      千歌「……っ」



      127   2017/12/26(火) 01:42:22.54


        .\_.         ,.-   |  .,’
          |. ‘、  \    `⌒iエ´ , イ
          |. ’、   .’,     ノ_,ィ ノ / /    ……出たわね。
          |  `”-、     ヽ二ノ /
        _,,-〈.\  ‘、 \   ’⌒ /|、
           \ `"”-ニ,,_ `"”ー―くノ.|`"”
             .\     ̄ ̄ ̄ ̄ /



      128   2017/12/26(火) 01:43:02.89


      千歌「あ……あのっ!!」

      「にゃ?」クルッ

      「どうしたの……?」

      千歌「ぅ……ぇっと……」

      「なに?はっきりしなさいよ」

      「そうやって威嚇するからじゃない?」カミノケクルクル

      「ぬぁんでよ!!」

      「そういうところやで」



      129   2017/12/26(火) 01:44:17.96


      千歌(サイン、欲しい)

      千歌(欲しいよ……!けど……!)

      千歌「……」ググ

      千歌「ご来店ありがとうございました!」ニコッ

      千歌(今はダメ!)

      「たしかに似てますね」ヒソヒソ

      「似てるわね♡」ヒソヒソ

      「でしょ〜?」ヒソヒソ



      130   2017/12/26(火) 01:44:47.00


      「千歌ちゃんっ」

      千歌「っひゃい!」

      「ファイトだよっ!」グッ

      千歌「……はい!」



      131   2017/12/26(火) 01:46:13.07


      千歌「引き継ぎ、特になにもありません」

       < ハーイ、オツカレサマデース

      千歌「それじゃお疲れ様でし

      店長「あっ高海さん!ちょっと!」

      千歌「」ビクッ

      店長「さっきお客さま数人がフロントでクレームを言って帰られたんだけど」

      千歌「もっ、申し訳ありません!」フカブカ

      店長「あ、大丈夫大丈夫!別のお客さまが高海さんは悪くないってすぐに証言して下さったから」

      千歌「え……」



      133   2017/12/26(火) 01:48:53.70


      千歌(本当に証言してくれたんだ……)

      店長「大変だったね。そういう時は遠慮せず社員を呼べばいいからね」

      千歌「はい、すみません……ありがとうございます」

      店長「……それにしても」

      千歌「え?」

      店長「いやぁ、クレームを言われてる時に別のお客さまが一人割り込んできて『千歌ちゃんは悪くありません!私全部見てました!』って」

      店長「高海さんと同い年くらいだったけど、もしかしてお友達?」

      千歌「!!」

      店長「すごい剣幕だったからクレーマーの方々も引いちゃって」

      店長「いやー『返金しろ!』とか君を『クビにしろ!』とか言われて困ってたから助かったよ」

      千歌(それって……)



      134   2017/12/26(火) 01:50:10.99


      店長「それからしばらくしてまた別のお客さまたちも証言しにきてくれてさ……って、高海さん?」

      千歌「……」

      店長「おーい」

      千歌「……ハッ……はい!」

      店長「どうしたのボーッとして」

      千歌「すみませんちょっと考え事を」

      店長「??ま、とにかくそういう訳だから、お友達なら代わりに御礼言っといてくれないかな」

      千歌「……はい」

      店長「じゃ、頼んだよ〜」

       



      136   2017/12/26(火) 01:53:22.24


        

      〜スーパー銭湯裏口〜

       
      千歌「お先に失礼しまーす……」バタン

      千歌「……」テクテク

      千歌「……よーちゃん」

      千歌(さすがにもう帰ってるよね……2時間前の出来事だし……)

      千歌(あーあ、情けないところ見せちゃったなぁ)

      千歌(……)テクテク



      138   2017/12/26(火) 01:54:54.59


      千歌(……そして、また助けられちゃった)

      千歌「……」

      千歌「はぁ……」

        「へっくしゅっ」

      千歌「!」

      千歌(今の声ってもしかして)ダッ

      千歌「……やっぱり」

      曜「ーーあっ、千歌ちゃんおつかれさまであります!」ズビッ



      140   2017/12/26(火) 01:56:21.18


      千歌「ずっとここで待ってたの?」

      曜「今たまたま出てきたところだよー」ケイレイ

      千歌「鼻水出てるよ」

      曜「!」ズズッ

      千歌「それで本当は?」

      曜「……待ってました」

      千歌「どのくらい待ったの」

      曜「ええと、30分くらい」

      千歌「……」ジトー

      曜「あー……っと、1時間だったかなぁ」メソラシ

      千歌「本当は?」

      曜「ごめん、2時間でした」

      千歌「……」



      141   2017/12/26(火) 01:58:02.03


      曜「い、いやー最初はレストランで待とうかなって思ったんだけど」

      曜「その……まぁ色々とありまして」タラ

      千歌「周りに注目されるのが気まずくなって出てきた?」

      曜「……!」

      千歌「店長から聞いたよ。曜ちゃんが私のこと庇ってくれたって」

      曜「……ごめんね、勝手なことして」

      千歌「どうして謝るの」



      142   2017/12/26(火) 01:58:54.63


      曜「それは、その、千歌ちゃん嫌そうにしてたから」

      千歌「嫌そう?なにが?」

      曜「なにがってそりゃ……さっき私が手伝おうとしたら……」

      千歌「……ちがうよ」スッ

      ギュッ

      曜「!?ち、千歌ちゃん……?////」



      143   2017/12/26(火) 02:00:50.26


      千歌「こんなに湯冷めしちゃって、もうよーちゃんは……」ギュウウ

      曜「千歌ちゃんはぬくいね、あはは」ドキドキ

      千歌「さっきまでボイラー室にいたもん、そりゃぬくいよ。蒸しみかんだよ」

      曜「そ、そっかぁ」ムシミカン…

      千歌「ありがと、よーちゃん」

      曜「へ?」

      千歌「お客様になりきってくれて、手伝おうとしてくれて、見守っていてくれて……」

      千歌「……千歌のために怒ってくれて」

      曜「……」



      144   2017/12/26(火) 02:02:35.82


      千歌「あのマット運んでる時ね」

      千歌「ほんとはね、あの時お客様の汗でマットがすっごく重たくなってて」

      千歌「頭の中じゃ、もうダメーッ!無理ーっ!てなってたんだ」

      千歌「だから、よーちゃんが手伝うって言ってきてくれて、本当はすごく嬉しかった」

      曜「千歌ちゃん……」

      千歌「でも同時に……また曜ちゃんに甘えようとしてる自分が嫌になった」

      曜「!?そんな!甘えなんかじゃ」

      千歌「このままじゃダメだっていつも思ってるのに」

      千歌「頼るばかりじゃなくて、頼られる人にならなきゃって」

      曜「千歌ちゃ――」ハッ

      曜(あれ、最近どこかで)



      145   2017/12/26(火) 02:03:53.08


      千歌「曜ちゃんはね、千歌の救世主なんだ」

      千歌「困ってるといつも駆けつけてくれるヒーロー。そして私は……」

      千歌「……助けられてばかりのバカ千歌」

        ――いつも頼らせてくれたあの子。頼ってばかりだった私。

      曜(あ……)

      千歌「だからいつか私も頼りがいのあるかっこいい女の人になって」

      千歌「曜ちゃんをたくさん助けてあげたいって」

        ――あの子もあなたに頼って欲しがってるかもしれないわよ

      曜(そっか……)



      146   2017/12/26(火) 02:04:52.88


      曜(私は、千歌ちゃんが頼ってくれなくて)

      曜(手伝いを断られて、自分の居場所がなくなったように感じて)

        ――与えられるだけの関係は寂しいもの

      曜(それじゃ千歌ちゃんもずっと……)

      曜「……ずっと、寂しかったの?」ボソッ

      千歌「……」

      曜(ハッ!しまった声に出てた!)

      曜「ごめん今のなし!なんでもないか

      千歌「そうだよ」

      曜「!」



      147   2017/12/26(火) 02:07:24.13


      千歌「正確には不甲斐なかった、かな」

      千歌「曜ちゃんが頼ってくれないのは千歌が頼りがいないせいだし、実際それだけの力がなかったから」

      千歌「ほんと千歌には……私には何もないんだなって思って」

      曜「……」

      千歌「何かしなきゃって思って始めたスクールアイドルも、最初から最後まで曜ちゃんに頼りきりだった」

      千歌「もちろん“何もできなかった千歌”は “何かをする”ことはできるようになったけれど」

      千歌「それでもまだ曜ちゃんに頼ってもらえる千歌にはなれなかった」

      曜(……ちがうよ、千歌ちゃん)

      千歌「だから、肉体労働系のバイトでもすれば少しは強くなれて一石二鳥!って思ったんだ」

      千歌「もちろん誰にも……曜ちゃんにも頼らずに済むように、内緒で――」

      千歌「――って結局、バレた上に助けられちゃったけどね」アハハ

      曜(そうじゃないんだ……)



      148   2017/12/26(火) 02:08:49.34


      |c||^.- ^||クライマックスですわ、、、



      149   2017/12/26(火) 02:09:42.54


      千歌「あ、でも諦めないよ!いつか曜ちゃんを支える側になるんだから!」

      千歌「弱かった千歌とはさよならなのだ!」エヘン

      曜「……」

      千歌「……よーちゃん?」オソルオソル

      曜「手見せて」

      千歌「え……う、うん……はい」

      曜「……あかぎれができてる」

      千歌「あー、水仕事がほとんどだし、あとマットとかタオルも頻繁に触るから肌が乾燥しちゃって」

      曜「待ってて、保湿クリーム塗るから」

      千歌「えっ、それセラミドチャージの高いやつじゃん!いいの?」

      曜「いいからいいから。たぶん塩素荒れもあると思うし、放っておいたら癖になっちゃう」ヌリヌリ

      千歌「でも……」

      曜「昔、水泳で経験したことあるけどすごく大変なんだよ」ヌリヌリ

      千歌「あ……ありがと///」



      151   2017/12/26(火) 02:10:46.54


      曜「……」ヌリヌリ

      千歌「……えへへ、また助けられちゃった////」

      曜「……」ヌリヌリ

      曜「あのさ、千歌ちゃんは気付いてないんだろうけど、私何度も千歌ちゃんに助けられてるんだよ」

      千歌「……え」

      曜「いつか言ったよね。千歌ちゃんに憧れてたって」

      千歌「う、うん。でもそれは」

      曜「知ってるよ、千歌ちゃんがあれを言葉通りには捉えてなかったってこと」

      千歌「う……」



      152   2017/12/26(火) 02:13:42.98


      曜「まったくもう……千歌ちゃんって他人のことは褒めるくせに、自分のことになるとすぐ疑うんだから」

      千歌「だって……」

      曜「私ね、飛び込みは楽しくて好きだったけど、飛び込み競技そのものは苦手だったんだ」

      千歌「えっ」

      曜「ほら、競技が競い合いをするものである以上、ただ楽しいだけじゃだめだから」

      曜「練習の時は、回りながら落下していく浮遊感がただ楽しくて、誰の視線も気にならないのに」

      曜「試合会場で10mの固定台に登ると、途端にそれまで気にしていなかった視線がはっきりと分かるようになるの」

      千歌「視線って……」



      154   2017/12/26(火) 02:16:10.39


      曜「先輩の視線、部のみんなの視線、顧問の先生の視線、よそのチームの視線、前に飛んだ選手や後に飛ぶ選手の視線、他校の応援席からの視線」

      曜「ほとんどの視線が身内じゃない以上、ネガティブな視線のほうが圧倒的に多くて」

      曜「そしてポジティブな視線に込められた期待や望みはあまりに大きくて」

      曜「四方八方から突き刺さる視線の重さを支えて飛べるほど、私は強くないから」

      曜「いつの間にか大好きなプールの青い水面も見えなくなって」

      曜「ぽっかり空いた大きな穴に、ただ一直線に落下していきそうな感覚に足がすくむの」

      千歌「……そう、だったんだ」

      曜「そんな時はいつも観戦席を見回して、私が大好きなもう一つの色を探すんだ」

      千歌「もう一つの色……?」



      155   2017/12/26(火) 02:18:39.22


      曜「ねぇ、千歌ちゃん」

      千歌「!」ドキ

      曜「千歌ちゃんは――」

      曜(千歌ちゃんはいつもキラキラした視線を私に投げかけてくれる)

      曜(それは他のファンの子達も同じだけれど、違うのは不安の色が混じっているところ)

      曜(もちろん綺麗に決まるか否かという不安は誰もが感じているはずだった)

      曜(競い合いなのだから、当然の反応だと思う)

      曜(……けれど、千歌ちゃんのそれは、全く別種のものだった)

      曜(そのことに気付いたのは私が公式試合に出場し始めて、初めて周りの“視線”を知った時だ)

      曜(絶え間なく身体中を刺突してくる、目には見えない重い矢に耐えかねて、すがるように観戦席のみかん色を見つめた瞬間)

      曜(私よりもずっと不安に満ちた瞳と目が合った)

      曜(どうして千歌ちゃんはあんなに心配そうにこちらを見るんだろう)

      曜(その謎が解けたのは、それから何度か試合を重ねたある日のことだった)



      156   2017/12/26(火) 02:23:30.93


      曜(練習中にほんの少し、勢いの加減を間違えて、入水の角度がずれた)

      曜(もちろんそんなことは日常茶飯事だったし、コーチもチームメイトも気にしていなかっただろう)

      曜(私も気にせず、次のダイブでの調整を考えながらプールから出ようとした時、足に違和感を感じた)

      曜(見ると膝と脛の間あたりが青く腫れていた。どうやら軽い打ち身を作ってしまったらしかった)

      曜(といっても大した怪我じゃないし、幸い誰も気付いていないからそのまま続行できる……)

        ――よーちゃんっ!

      曜(……はずだった)

      曜(名前を呼ばれて振り向くと、そこにはいつも浮かべている不安の色をさらに濃くした千歌ちゃんがいた)

        ――大丈夫!?

      曜(そこで私は初めて、色の正体を知った)

      曜(もう何度も飛んでいるのに――いや、飛んでいるからこそ)

      曜(それが当たり前になっていたからこそ気にも留めていなかったのだ)

      曜(もちろん部のみんなや会場の人たちだって、その可能性や心配を忘れていたわけじゃない)

      曜(ただ、視線に込める感情としてはあまりに優先度が低かった)



      157   2017/12/26(火) 02:27:46.02


        ――怪我してない!?

      曜(みんなが得点や順位に一喜一憂して牽制し合っている時、千歌ちゃんが見ていたのは“私”だった)

      曜(部の期待を背負う選手でもなければ打倒すべき敵でもない)

      曜(ただの渡辺曜)

        ――よかったぁ……

      曜(プールの底から浮上すると、いつも私の成功を手放しで喜びつつもどこか寂しそうな笑顔で拍手してくれる千歌ちゃん)

      曜(多分その笑顔の裏には色々な感情があって……)

      曜(きっとそれが、千歌ちゃんがいつも自称している“普通怪獣”と無関係でないことは何となく察しがついていた……)

      曜(……もしかすると、私が原因かもしれないってことも)

      曜(それでも)

      千歌「よーちゃん?」

      曜(それでも)

      曜「――私には千歌ちゃんが必要なんだよ」



      158   2017/12/26(火) 02:29:33.62


      千歌「え……」

      曜「千歌ちゃんが見ていてくれるから」

      曜(私の不安を肩代わりしてくれるから)

      曜「プレッシャーを全部無視して飛ぶことができるんだ」

      千歌「で、でも私なにもしてないよ……?」

      曜「千歌ちゃんが気付いてないだけだよ」

      曜「私は昔も今も、千歌ちゃんに助けられてる」

      曜「そしてきっと、これからも、ね?」

      千歌「……」

      曜「かっこいい女の人になって、助けてくれるんでしょ?」

      千歌「……うん」



      159   2017/12/26(火) 02:29:35.17


      スレタイからまさかの展開… 自分、感涙いいっすか?



      160   2017/12/26(火) 02:32:22.31


      千歌「必ず頼りがいのある大人になって曜ちゃんを支えるから、待っててね」

      曜「うん、待ってるよ」

      千歌「……でも、もし待てなくなったらその時は」

      曜「その時なんてないよ」

      千歌「!」

      曜「私、千歌ちゃんのことならいくらでも待てるから」ニコッ

      千歌「っ!///」

      曜「?」ニコニコ

      千歌「よ、よーしっ!がんばるぞーっ!////」

       

       
      曜「そういえばさっき、一石二鳥って言ってたけど、どういうこと?」

      千歌「ええと、うん……その、正直にいうと、まとまったお金が欲しかったの」

      曜「……割と普通の理由だね」



      162   2017/12/26(火) 02:34:56.80


      千歌「ほら、うちって昔からお年玉はあまり期待できないし、ましてや前借りなんてできないでしょ?」

      千歌「それにもらうとしたらお母さんからだけど、年内に内浦に戻ってくるとも限らないし」

      曜「それでバイトを?」

      千歌「うん。それで梨子ちゃんに相談したんだけど」

      曜「……私には相談してくれなかったのに」

      千歌「!そ、それは理由があって……というか梨子ちゃんもバイトしてるみたいだったから」

      曜「えっ、そうなの? どこで?」

      千歌「コーラス団体の伴奏をやってるんだって。特に12月は賛美歌とか」

      曜(あー、それで教会か)

      千歌「弁当の大工?の練習とかで呼ばれるんだって」

      曜(って……弁当?大工?ほか弁の宅配?……の練習???)



      163   2017/12/26(火) 02:36:50.77


      千歌「あと楽器店で小さい子のレッスンとかもしてるみたい」

      曜「すごい……梨子ちゃんじゃなくてリッチちゃんだ……」

      千歌「って言ったら怒られた」

      曜「言ったんだ」タラ

      千歌「講習会とかコンクールの参加費で全部消えていくらしいよ」

      曜「でも賞金とか」

      千歌「あることはあるけど……コンクールといっても小さなものから大きなものまで色々だからそんなに甘くないんだって」

      千歌「有名なコンクールはたくさん応募者が集まるし、上位になってくるとレベルに殆ど差がないから」

      曜「たしかにそれは飛び込みもそうかも……」



      165   2017/12/26(火) 02:39:59.18


      千歌「作品の解釈とか審査員の好みとか、その他諸々の要素がうまく揃わないと難しいらしいよ」

      千歌「入賞したとしてもキャリアを積むための先行投資をチャラに出来るほどじゃないってさ」

      曜「ああ……音楽家になるにはすごくお金がかかるって聞いたことあるね……」

      千歌「それでね、がんばってるんだなぁ、すごいなぁって思って」

      曜「バイトを始めたと」

      千歌「一応、三ヶ月だけだけどね。進学する予定もないから時間はあったし、とりあえずやってみようって思ったんだ」

      曜「でもどうしてお金が必要になったの? 千歌ちゃんってそんなに浪費するタイプじゃなかったよね?」

      曜(私はその逆だけど……)タラー



      167   2017/12/26(火) 02:43:01.12


      千歌「う」

      曜「む、また何か隠してる?」

      千歌「うーん……」

      曜「……」ムムム

      千歌「……今は言えないから明後日まで待ってくれないかな?」

      曜「明後日?」

      千歌「うん!明後日ちゃんと言うから!」

      曜「いいけど……明日じゃだめなの?ちょうど休日だし」

      千歌「え、えーと、明日はちょっと用事が」メソラシ

      曜「バイト?うちのお風呂が直るまで当分入りにいくつもりだから、その時でも」

      千歌「ううん、明日は別の用事でバイトも行けないんだ」

      曜「あ、そうなんだ……」



      168   2017/12/26(火) 02:45:22.38


      千歌「だからさ、明後日一緒に遊びにいかない?」

      曜「えっ……で、でも……」

      千歌「だめ、かな?」ウワメヅカイ

      曜「だ、だめじゃないよ!///」

      曜(だめじゃないどころか、嬉しすぎるというか……でも)

      曜「でもいいの……?明後日ってたしか……」

      千歌「いいのいいの!その日もシフト入ってないから」

      曜「銭湯のことじゃなくて、その」

      千歌「あっ、もしかして十千万のこと? 今年はバイトさん達がいるから手伝わなくても平気なのだ!」エヘン



      170   2017/12/26(火) 02:51:41.05


      曜「いやそっちでもなくて……って、バイトさん?」

      千歌「あれ、言ってなかったっけ。 今年から冬季バイトさん雇い出したからお手伝いしなくてよくなったって」

      千歌「ラブライブのおかげでお客さんが増えたんだって!」

      曜「……そうなんだ」

      千歌「浦女の入学希望者も増えてくれればよかったのにね……」タハハ…

      曜(それで今年はヘルプを頼まれなかったんだ……なんだ、そっかぁ)

      千歌「それで明後日だけど……」

      曜「……」

      千歌「もしかして、もう他に予定入ってた……?」オソルオソル

      曜「なっ!何もないよ!本当に完全フリーだから大丈夫!」アワアワ

      千歌「やった!」パァァ

      曜「ていうか千歌ちゃんこそ何もないの?明後日ってあの日だよ、あの――」

       

        ――でもきっと、もうすでにお相手がいるわね

        

      曜「……っ」



      171   2017/12/26(火) 02:53:37.23


      千歌「何もって何が?」

      曜「……誰かと約束したりとか」

      千歌「え?ないよ?」

      曜「!」パァァ

      千歌「あ、ごめん、大事な約束があった!」

      曜「」チーン

      千歌「よーちゃんと遊びにいく約束!」

      曜「……ハッ……」

      曜「な、なんだそういうこと……」ドキドキ

      千歌「なんだ、って大切な予定だよー?」ムゥ

      曜「……ソウダネ……///」



      172   2017/12/26(火) 03:01:04.52


      千歌「それじゃ決まりだね」ニコッ

      曜「……」

      曜「あの、千歌ちゃ

      千歌「あっもうこんな時間!?最後のバスが来ちゃうから走らなきゃ!」

      曜「えっちょっと待

      千歌「ごめん!また待ち合わせ場所とか時間とかメッセするから!じゃまたねー!」タタタッ

      曜「……」ポツーン

      曜「……」

      曜「……」ニヘラ

      曜「あの日に千歌ちゃんとお出かけかぁ……////」

      曜「あ、だめ、ニヤけちゃう////」

      曜「……///」ホッペタ パンパンッ

      曜「っし!帰ろ!」
       
      曜「……」テクテク

      曜「……」

      曜「……」ニヘラ



      173   2017/12/26(火) 03:02:34.16


       
      〜バス停〜

       

      千歌「……」

      千歌「っはぁーー……」

      千歌「言っちゃった……言っちゃったぁ……」ドキドキ

      千歌「救世主って……曜ちゃんを支えたいって……」ドキドキ

      千歌「そこまで言うつもりはなかったのに……」

      千歌「銭湯であんなことがあって……よーちゃんが私のために怒ってくれて……クリーム塗ってくれて……それで……」

        ――私、千歌ちゃんのことならいくらでも待てるから

      千歌「////」ボフッ



      174   2017/12/26(火) 03:03:29.25


      千歌「あーもー顔熱いよ!////」カーッ

      千歌「……」ゴソゴソ

      千歌「この広告の懐中時計……」

      千歌「曜ちゃんがすごく欲しそうにしてたから……ちょっとだけお高めだけど」

      千歌「今の千歌なら余裕で買えちゃうのだ♪」エヘン

      千歌「限定品だから明日は早起きして買いに行かなきゃ」

      千歌「……」



      175   2017/12/26(火) 03:06:44.13


      千歌「よーちゃん、千歌のクリスマスプレゼント喜んでくれるかな……」

        ――千歌ちゃんっ

        ――ファイトだよっ

      千歌「……」

      千歌「……よーし、がんばるぞー!」

      千歌「夢のためにも、まずは明後日に向かってヨーソロー!」

      千歌「……なんちゃって」エヘ

        

          

      お出かけ当日、昼からの大雪でダイヤが乱れに乱れて沼津に帰れなくなり
      二人そろって外泊したことを、年が明けてからも渡辺母や志満たちにからかわれるのはまた別の話

      み完!



      176   2017/12/26(火) 03:10:43.77


      サイン我慢するとこ何故かウルッてきた
      後日談はよ(乙乙)



      177   2017/12/26(火) 03:10:50.88


      着地点とか決めず完全に勢いで書いていったから矛盾とかありそうだけどご容赦ください
      ここまで読んでくれてありがとうございました

      今までに書いたやつ↓

      千歌「恋の歌かー」曜「鯉?」
      千歌「暑いよ……」曜「そうだねぇ……」ヌイヌイ
      千歌「今からいくよー」
      千歌「もー、なにー?なんで泣いてるのー?」曜「いいの!」
      千歌「お手手のしわとしわ」曜「合わせてしあわせ」ナームー



      178   2017/12/26(火) 03:13:16.32


      おお、みかんの人か 乙乙!
      おかげで今夜はいい夢みれそうだよ(三時間ほどだけど)



      179   2017/12/26(火) 03:14:09.35


      お前無類のようちか好きだな?
      おれもだぜ



      180   2017/12/26(火) 03:15:26.19



      み完たこやきだったか!久しぶりだな!
      またようちか書いてくれてよかった



      181   2017/12/26(火) 03:18:03.13


      壊れたのは俺らの涙腺だった



      182   2017/12/26(火) 03:20:39.05


      心情描写がたまりませんでした
      ありがとう
      最高だった



      183   2017/12/26(火) 03:26:47.62


      ダイヤが乱れる?



      184   2017/12/26(火) 03:34:59.30


      あの日ってクリスマスでいいのか?



      185   2017/12/26(火) 03:48:09.68


      拙僧感動したでござる〜!



      189   2017/12/26(火) 05:29:52.37


      >>177

      お疲れ様でした!
      今回の話もグッときて素晴らしかった
      貴方の文章好きだわ



      192   2017/12/26(火) 06:57:35.71


      地味に>>2
      あたりの会話が好き



      215   2017/12/27(水) 12:03:43.07


      >>32

      クソワロタ



      216   2017/12/27(水) 16:18:25.53


      ばぶスレの流れになってて草



      217   2017/12/27(水) 16:18:25.53

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        引用元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1514211787/

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