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ホーム > 未分類 > 【ラブライブ!】ルビィ「独りの悪魔と」善子「優しき天使」

【ラブライブ!】ルビィ「独りの悪魔と」善子「優しき天使」

2017年06月16日 15:00:12 , JST | 未分類
  2017/06/13(火) 14:07:34.39


悪魔「んんっ…風が気持ちいい…」

地上に出る時は、湖畔の木陰が定位置になっている。
いつも通りそこの木に背中を預けていると、1人の天使が視界の隅に入る。
天使は私を見るなり驚いて、もう一本先の木陰に隠れてしまった。
当たり前のことに、天界や下界は悪魔を邪険に扱っている。
それが気に入らず少しだけムスッとしてしまって。

悪魔「何よ、悪魔は邪魔?」

返事はない。



  2017/06/13(火) 14:07:34.39

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      2017/06/13(火) 14:10:57.04


    子どもの頃からそう育ってきたから、邪険に扱われることに対しての悲しみは特にないけれど、ため息は出てくるものだ。

    悪魔「…でしょうね、私たちはあなた達から邪険に扱われてるもの」

    天使「ち、違うよ…」

    と身を隠したまま言葉を発する天使。
    人見知りだから、怖いの
    と、か細く続けて。

    嘘か誠か分からないけど、直球に嫌がられてないことを知る。

    悪魔「人見知りって…」

    悪魔「…(人を助ける天使のくせに。)」

    …そう思うけれど、自分にも共通する部分がある。
    悪魔は人の心を破壊するもの。
    私はその概念に違和感を感じ、周りの友だちから距離を置いてたから友だちがいない。

    所謂、独りぼっちだ。

    だから、住む世界が違う正反対な天使なのにどこか共感してしまった。

    悪魔「…そう」

    おかしいでしょ とは結局言えずに心の中にしまって、流れるのは静寂。
    先程の飴のように甘い雰囲気を纏った声の耳触りがよくて、それとなくポツポツと会話を引き出してみた。

    お互い顔どころか姿も見合わずに話を進め、
    天界の事情はどうなのかとか、早く帰らなくて大丈夫なのかとか。
    ただそれだけを話した。



      2017/06/13(火) 14:15:00.96


    天使「…優しい悪魔さんなんだね」

    天使「また明日も来ていいですか?」

    悪魔「好きにすれば」

    と、ぶっきらぼうに返してしまう。
    これはもう癖かもしれない。

    翌日、いつも通り過ごしていると地面を踏み鳴らす音が聞こえて。
    ああ、昨日の天使だろうなと特に警戒はしなかった。

    悪魔「…本当に来たのね」

    第一声をあげると

    天使「だ、だめでしたかっ?」

    なんて上ずった声で聞いてきた。
    …ちょっと申し訳なくなるじゃない。

    悪魔 「別に…」

    と、これまたぶっきらぼうに返す。

    天使「そっか…よかった…」

    時間を共にするにつれ、少し打ち解けてきた。
    それと同時に、あることが思い浮かんだ。

    こっちだけ姿を明かして、向こうは隠れたまま…なんて卑怯じゃない?



      2017/06/13(火) 14:20:37.42


    悪魔「ねぇ、顔見て話したいんだけど」

    天使「…えっと」

    悪魔「なに?取って食うわけじゃないわよ…それに」

    天使と悪魔が接触したら、後者は灼け溶けて消えてしまうと続ける。

    天使「そういうことじゃ……分かった…」

    もごもご言いながらも、俯きがちにひょこっと顔を出した。

    悪魔「…!(意外…)」

    正直声の質から、もっと幼いかと思っており見たところ歳が近そうで驚いた。
    目が合ったかと思えば、ずいずいと近付いてきて、隣に座ってくる天使。

    もしかしてこの子、一線を越えたらぐいぐいくるタイプ?少し、苦手だわぁ…。

    でも、見惚れていたのは相手も同じだったようで、天使は目を丸くさせた。

    天使「わ、やっぱり…きれい…」

    言い放たれ、動揺してしまう。



      2017/06/13(火) 14:23:23.54


    悪魔「いきなりっ…当たり前でしょ!ヨハネは地獄一美しいんだから!」

    いつもの調子で言い返してからハッとする。
    周りの悪魔との感覚がズレているのもあるけれど、こういう発言をしてしまうが故に変わり者だと思われていた。

    同じ種族どころか天使にまで引かれて、冷ややかな目で見られてしまうと内心焦る。

    …だけども、特に何のリアクションも見せない。

    天使「ヨハネ?」

    拍子抜けしたというかなんというか。

    ヨハネ「私の名前だけど…」

    天使「そうなんだ…カッコいい名前だね」

    何だかむず痒い。



    10   2017/06/13(火) 14:26:19.25


    ヨハネ「アンタは?…割と気が合うんだもの、お互い名前で呼びあってもいいんじゃない?」

    ルビィ「えっと…ルビィ、ルビィっていうの」

    ルビィ。頭の中に流れるその3つの文字。

    確かに、天使に似合っている名前だと頷いた。

    ヨハネ「じゃあよろしく…ルビィ」

    ルビィ「うん、ヨハネちゃん!」

    ── 微笑み合って、また談笑をする。
    名前も知れて表情もお互い見れるからか、昨日より楽しくて、胸が暖かくなって。

    それから、私とルビィは湖畔でこうやって話し込むのが日課になった。



    11   2017/06/13(火) 14:29:41.49


    色んなことをした。

    ルビィ「悪魔って、魔法とか使えるの?」

    ヨハネ「使えるけど…ちょっとめんどくさいのよね」

    お願い、と頼まれ折れて、わざわざ結界を張った儀式を見せたり。

    ルビィ「すごい、カッコいいよヨハネちゃん!」
    なんて目を輝かせて言うもんだから、私の方も嬉しくなって。

    ── 悩みも分け合った。
    お姉ちゃんが厳しいんだ、ルビィは何も出来ないから

    周りと価値観がズレてる、これっておかしいの?

    ── 悪魔と天使の違いもじっくりと観察したりした。
    羽が綺麗、羽がカッコいい

    天使には尻尾がない

    尻尾触ってもいい?

    溶けるし痛いからダメ

    そうしていくうちに、私は特別な感情をルビィに抱くようになった。

    それは…ルビィもきっと同じだと、心のどこかで感じていた。



    12   2017/06/13(火) 14:43:09.41


    ある日、何気なくルビィが口にした。

    ルビィ「ルビィ、悪魔になりたかったな」

    ヨハネ「ならヨハネは…天使になりたかった」

    お互い、理由は同じだと分かってた。
    そうしたら、触れ合えたのに。

    手だって繋げたし、じゃれることもできた。

    ルビィ「ねぇ、ヨハネちゃん…」

    ヨハネ「なに?」

    ルビィ「…。…ううん、やっぱりなんでもないよ!」

    ヨハネ「……」

    好意を伝えるつもりはなかった。
    伝えてしまったら、一気に崩れていく気がした。
    モヤモヤした気持ちをを抱えたまま、種族の違いなんて忘れて笑い合って過ごした。

    また明日!って手を振って。



    13   2017/06/13(火) 15:00:07.27


    素晴らしいのだが25まで伸ばさないとすぐにスレが落ちてしまうぞ
    保守しても良いだろうか?



    20   2017/06/13(火) 15:06:24.70


    ── 翌日、ルビィはいつもの時間に来なかった。
    遅れるなんて、こんなことは初めてでソワソワしてしまう。

    ヨハネ「何かあったのかしら……」

    暫く待っていると足音が聞こえてきた。
    でも、いつもは軽い足取りなのに、今日は何かが違った。

    ── ざ、ザっ…ザザ

    引きずるような、不規則な間隔。

    ヨハネ「…誰かが来てる…?……─ッ!!」

    異変を感じ取って音のなる方に振り向くと、

    ヨハネ「── ルビィッ……!!!

    そこにはボロボロのルビィがいた。

    なんで。
    どうして。

    突然の自体に混乱しつつも駆け寄って、支える。

    ヨハネ「ね、ねぇ……どうしたのよ…」

    ルビィ「…バレちゃったんだ、
    会ってること。」

    ヨハネ「……」



    24   2017/06/13(火) 15:10:10.61


    バレた。

    その言葉に硬直してしまう。
    天の使いが悪の魔物に干渉するなどあってはならないことだと、分かっていたのに。

    目の前に現れた心優しき天使は、
    独りだった悪魔を救ってくれた。

    心地よくて、それに甘えすぎていたんだ。

    何をやってんのよ、私は…!!

    ヨハネ「追放されたの…?」

    問いかけにルビィは答えない。
    背中を摩り、ある事に気付く。

    ヨハネ「……ッ!」

    勢いよく手を離して、

    ヨハネ「あれ…?なんで…」

    本来なら触れた部位は灼け溶け、消えるはず。
    背中に視線を移すと、

    ── ルビィの純白の羽が折れ、黒く染まっていた。

    ルビィ「えへ…堕天、しちゃった…」




      25   2017/06/13(火) 15:12:18.11


      ルビィ「ルビィが自分で、折ったんだよ…」

      弱々しい彼女の言葉を聞いて、声が上ずる。

      ヨハネ「…は?」

      ルビィ「バレちゃったら…」

      ルビィ「もう、ルビィたち一緒にいられないでしょ……」

      だから…ヨハネちゃんに会えないぐらいならと。

      ヨハネ「バカ…じゃないの…」

      ヨハネ「そんなの…ルビィが傷ついたら……意味ないじゃない…。」

      目の前が霞んでいく。



      26   2017/06/13(火) 15:20:15.78


      ルビィ「…ごめんね、ヨハネちゃん」

      そう言って、ルビィは手を重ねる。
      指と指を絡ませあって…初めて感じた手の温もり。

      もうルビィは天界では生きてはいけない。
      地獄に幽閉されてしまう。

      同じ地獄でも、悪魔と堕天使ではわけが違う。
      今はこうして触れ合えても、また離れ離れだ。

      ヨハネ「…ルビィ…っ」

      ルビィ「ヨハネちゃん……好き、だよ…」

      涙目で縋るように口にするルビィ。

      ヨハネ「…私も…好き…」

      私も…受け止めるように応える。

      ルビィ「やっと……言えた……」

      額と額を合わせて、お互いの体温を分かちあって。



      27   2017/06/13(火) 15:23:35.76


      ヨハネ「ほんと…自分で羽を折るって……アンタ、バカじゃないの…?」

      ルビィ「……そうだね」

      ヨハネ「いっちょ前に堕天使なんかやっちゃって…。」

      ルビィ「…ヨハネちゃんが好きだから、ここまでして迎えに…会いに来たんだよ」

      そんなの当たり前だよ、なんて風に言いかますもんだから。その行動を否定できなくて。

      ヨハネ「…じゃあ今度は…ヨハネが堕天使になって、ルビィに会いに行く。」

      ルビィ「なにそれ…ヨハネちゃんは悪魔だよ?」

      クスっと頬を緩ますルビィ。

      本気で言ってるのに…。

      ヨハネ「決まってるじゃない、来世の話よ」

      ジト目を向けると、ルビィは少しだけ考え込んだようだった。

      ルビィ「来世かぁ…一緒になれるかな」

      ヨハネ「なれるわよ…」

      きっとね。

      時間が許すまで、出会った頃のように
      2人で横に並び…手を繋いだ。

      また会えるわよね?

      約束なんだからね。



      28   2017/06/13(火) 15:25:35.06


      一応、本編は終わりです。
      蛇足になりそうなんですが、最後にちょこっと付け足します。



      29   2017/06/13(火) 15:48:14.69


      よしルビ良き



      30   2017/06/13(火) 15:50:01.36


      めっっっっちゃくちゃいい…最高です…



      31   2017/06/13(火) 15:51:05.19


      感動した



      32   2017/06/13(火) 15:52:51.79


      ────────────

      4月9日 入学早々、自己紹介でやらかしてしまった。

      『堕天使ヨハネと契約して、あなたも私のリトルデーモンになってみない?…フフ』

      ??「結果はドン滑り…ううっ…いい加減忘れたい…」

      あのクラスに走った空気に負け、学校を飛び出し…所謂不登校になってしまった。

      それからは私の幼馴染、国木田花丸に授業ノートを届けてもらっている。

      ??「もうすぐ来る頃ね…」

      ピンポーン

      噂をすれば…と、チャイムが鳴った。

      ??「悪いわね、ずら丸……って」

      いつもの山吹色ではなく、緋色が大きく目に入った。
      この子は…確か、花丸の後ろに引っ付いていた……。

      ??「こんにちは…あの……私、花丸ちゃんの友達で…。善子ちゃん…だよね?」

      善子「ヨッ…あ、うん、そうだけど…」

      いけない、また条件反射で返してしまうところだった…。
      善子よ と、渋々返す。

      ??「今日は花丸ちゃんの代わりにノート、届けに来たんだ…。く、黒澤……」

      ルビィ「……ルビィです。」



      33   2017/06/13(火) 15:58:27.15


      ── ルビィ。

      なんだろう…どことなく、懐かしいような。

      ルビィ「…善子ちゃんと、ほんの少しだけお話してみたくて…。」

      ルビィ「……あのっ…!変なこと…聞いてもいいかな…。」

      善子「(でも…ルビィ。なんて珍しい名前は忘れないはず…)…ねぇ」

      ルビィ「─私たち…」

      思考より先に、口は勝手に動いてた。

      善子「─どこかで」

      「「出会ったこと…ある?」」

      おわり



      34   2017/06/13(火) 16:04:06.20


      乙です!



      35   2017/06/13(火) 16:04:41.54


      まだまだ続けたかったんですが限界でした…。
      あの極度の人見知りなルビィちゃんが、比較的早く善子ちゃんに慣れたのはもちろん花丸ちゃんとの繋がりがあるからなんでしょうけど、
      こういう可能性もあるんじゃないかと!
      公式認定悪魔と天使のよしルビはいいぞ。
      最後に、代行して下さった方や保守して下さった方、読んで下さった方には感謝しかありません。
      ありがとうございました!



      36   2017/06/13(火) 16:07:00.92


      おつおつ
      素晴らしいものをありがとう



      37   2017/06/13(火) 16:07:54.58


      おつです!



      38   2017/06/13(火) 16:26:19.11


      いいぞ



      43   2017/06/14(水) 18:05:35.41


      いいね!こういう可能性を広げる話好きだ



      44   2017/06/14(水) 18:05:35.41

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        引用元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1497329044/

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